多部未華子さん in 『つばさ』解体新書

NHK朝ドラ『つばさ』の渾身のレビュー、ここに復活!

『つばさレビュー』




<ご注意>表示されるレビュー記事は“キャプチャー”です。各記事に埋められたリンクはつながっておりませんのでご了承ください。

【お知らせ】2014年10月30日、高鳥哲さんのご挨拶が SpecialThanks に追加されました。

『つばさ』解体新書とは

かつて多くの読者に愛されたブログが存在しました。
ところがある日、このブログは突然閉鎖されてしまいます。そのブログを定期的に訪問する読者にとってそれは青天の霹靂、突然の出来事でした。
作者はそのブログの中で多方面にわたり膨大な数の記事を書いていましたが、女優多部未華子さんをこよなく愛するタベリストとなってからは、NHK朝ドラ『つばさ』について、レビュー連載を始めます。ドラマに対する斬新な切り口、卓抜なユーモア、楽しい画像、独特のリズムによるその記事は、多くの『つばさ』ファンに喝采とともに迎えられました。しかし・・・ブログ閉鎖とともに、その記事を読むことは二度と出来なくなってしまったのです。

ブログ閉鎖から2年、その悲しみをようやく忘れることが出来るようになったある日、私のもとに見知らぬ方から一通のメールが届きました。それは

  • ブログの記事の一部が手元に保存されていること。
  • その中に『つばさ』レビューも含まれていること
  • 作者の了解が得られれば、それらのファイルを作者に返却したいので、作者に連絡してもらえないか
    という内容のものでした。 その時の私の驚きといったら!

    二度と目にすることはないだろうとあきらめていた多くの記事が手元に戻ってきた時の感動と感謝は言葉で言い尽くせなません。
    私と作者は、その方のご厚意に報いるために、そして『つばさ』レビューをもう一度読みたいと思っているはずのかつての読者たちのために、それらの記事を改めてwebに発表しようということで意見が一致しました。

    それがこの『つばさ』解体新書です。

    『つばさ』解体新書は、2011年10月から2012年6月までの間、不定期に連載された『つばさ』レビューに、今回作者による再編集を加えたものになっています。
    『つばさ』レビューの復活が多くの『つばさ』フリークに喜びを持って迎えられることを願うとともに、そのきっかけを作ってくださった高鳥さんに心からの感謝を申し上げます。
    いろんな意味で『伝説』となっているNHK朝ドラ『つばさ』。このレビューを読んでくださることで、もう一度その意味を考えるきっかけとなれば幸いです。

    2014/10/27
    タベリスト同盟・gonbe5515


    【作者ご挨拶】

    NHK朝の連続テレビ小説『つばさ』が放映されたのは2009年。 私がタベリスト(多部未華子ファン)になって『つばさ』と出逢い、無謀にもブログで全編レビューに挑戦したのが2011年。 ところが色々あってブログを閉鎖する事になり、勢いあまって記事を全て削除してしまい、 それを後悔する日々が続いていました。

    そして2014年、救いの神が現れてくれました。なんと『つばさ』レビューを中心に、多部未華子出演作について私が書いた記事を、ほとんど全てPCに保存されてる方がおられたのです!

    ……と言っても、そのデータを再びインターネット上で公開するスキルが私にはありません。そこでもう1人の救いの神……私と同時期に多部ちゃんの虜になり「タベリスト同盟」を立ち上げられた盟友……gonbeさんにおすがりする運びとなりました。 gonbeさんは、私以上に『つばさ』レビューの消失を嘆いておられたほど『つばさ』愛に満ちたお人です。 そんなgonbeさんと共同サイトを立ち上げて『つばさ』レビューを復活させ、タベリスト仲間はじめ『つばさ』フリークの皆さんを驚かせるべく、密かに作業を進めて参りました。そしてここに「多部未華子さん in『つばさ』解体新書」を公開する運びとなりました。

    『つばさ』は、ただの朝ドラじゃありません。妖精みたいな「ラジオの男」や、ビキニ姿のサンバダンサー軍団が必然性なく現れ踊り狂う等、アバンギャルドな演出が満載で視聴者を大いに困惑させ、当時の朝ドラ視聴率のワースト記録を更新させた問題作ですw だけどもそれは、恐ろしく多面的な『つばさ』という作品の、ほんの一面に過ぎないのです。 じっくり観てみると、これほど壮大で深みがあって、残酷で温かい朝ドラは空前絶後じゃないかと思うほど、人間の本質をリアルに、愛をもって描いた作品である事が解って来ます。

    巧みに張り巡らされた伏線が見事に回収され、一見無関係なエピソードどうしがリンクし、昇華していくカタルシスなど、作劇上の仕掛けがまた凄いんです。さっき「必然性なく現れ…」って書いたサンバダンサー軍団の存在にさえ、実はちゃんとした意味があったりするんですよね! 多くの視聴者は、そんな『つばさ』の凄さに気づく前に、ソッポを向いちゃったワケです。朝の忙しい時間帯に家事をしながら観る朝ドラの枠で、そんな複雑で奥深いドラマをやっちゃったのが、そもそも無謀でしたw

    私自身、そんな深い作品だとはつゆ知らず、ただ「多部ちゃんの朝ドラ」をミーハー的に楽しむつもりで鑑賞&レビューをスタートさせたのですが、回が進む毎に驚き、やがて深みにハマって行く事になります。 ドラマの内容だけじゃなくて、そのレビューに寄せられた数々のコメントに込められてる、想いの熱さにも大いに驚かされました。 『つばさ』ファンは、数こそ少ないけれどw、他のドラマファンとは愛の深さが違います。ファンとかマニアとかいうレベルを超えて、もはや狂ってるw 『つばさ』によって心が救われ、『つばさ』について語る事が生き甲斐になってるような方までおられるんですよね!

    私は、そういう人達にとても強いシンパシーを感じます。私自身にも『太陽にほえろ!』という、生き甲斐に等しい存在のテレビ番組があったからです。 順を追ってこの『つばさ』レビュー並びにコメントの数々を読んで行くと、『つばさ』フリークスをフリークたらしめた所以、その課程がよく分かるんじゃないかと思います。 そして、根気強く詳細なレビュー執筆を重ねた末に、私が辿り着いた結論……私ならではの解釈による『つばさ』論にも是非、注目して頂きたいです。

    もちろん、これから初めて『つばさ』を観ようとされてる方には、ガイドブック代わりに活用して頂ければと思います。 最後に、これらの記事データを保存し、提供して下さった高鳥さん、そしてHP開設に尽力下さったgonbeさんに感謝いたします。本当にありがとうございましたm(_ _)m

    タベリスト同盟・かわたべ5678

    【Special Thanks】

    私が Google に導かれてかわたべさんのブログに到達したのは、『大奥〜誕生』のころでした。量が多いにもかかわらず読みやすく、中身の濃い文章に惹かれ、ダウンロードしてヒマな時にでも読みたい!と思ったことが、このレビューが残るきっかけになりました。

    半年ほどしてかわたべさんが断筆宣言され、『つばさ』レビューを含む多数の記事が消えたときは残念でなりませんでした。記事そのものはダウンロードしてあったのも多かったのですが、特に『つばさ』関係では『つばさ』愛に満ちた方々のコメントも大切なレビューの一部のように思えたので、急いで Google から吸い出してその大部分を救うことができました。

    こうして保存した記事はもちろん個人用で、二度と誰かに見せるようなことはないだろう・・・ずっとそう思っていたのですが、最近になって gonbe さんが、『つばさ』レビュー喪失を今でも非常に残念に思っておられることを知り、もしかしたらかわたべさんとの仲介役を引き受けてくださるかもしれない、そう考えて gonbe さんのブログ『源町19番地』に連絡をとらせていただきました。

    gonbe さんは、こんな匿名の怪しい申し出を受けてくださっただけでなく、ここでの再公開に至るまで力を尽くしてくださいました。今回、改めていくつかの記事を読み直してみましたが、2011年の秋は熱かった!『つばさ』レビューはかわたべさんと、それにコメントを寄せられた皆さんのもの、という思いがいっそう強くなりました。こんな形ではありますが、『つばさ』レビューを愛する方々のお役に立てたことを嬉しく思っております。

    つばさ以来の多部未華子さんファン・高鳥 哲






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